ブロードウェイのレジェンドin『POB』稽古場。その2。
まもなく『プリンス・オブ・ブロードウェイ(POB)』のカンパニーメンバーが、NYを旅立って日本にやってきます!
そんなわけで、NYでの通し稽古の日々も本日で終了!
ドキドキです。
先日のプレスコール(現地マスコミ向け公開稽古)を受けて、ブロードウェイ関係者の間での口コミも広がっているのでしょうか。
連日、稽古場にはたくさんのゲストが来てくださり、パフォーマンスの様子をご覧くださっています。
クリエイティブチームにとっては、信頼するクリエイターたちの目を通してショーの印象を聞くことが、更なるブラッシュアップのヒントになったりもするのでしょう。
ブロードウェイミュージカルの神様、来訪!
今日は、『POB』の稽古場に〈ブロードウェイミュージカルの神様〉とも言っていいほどの方がいらっしゃいました。
スティーヴン・ソンドハイムさんです。
もう一回言います。
スティーヴン・ソンドハイムさんです!!!!!
われらがハル(ハロルド・プリンス)さんとコンビを組み、ブロードウェイミュージカルの在り方を革新的なまでに進化/深化させた天才作詞作曲家、それがソンドハイムさん。
『POB』では、『ウエスト・サイド・ストーリー』(作詞)、『ローマで起った奇妙な出来事』(作詞・作曲)、『カンパニー』(作詞・作曲)、『フォーリーズ』(作詞・作曲)、『リトル・ナイト・ミュージック』(作詞・作曲)、『スウィーニー・トッド』(作詞・作曲)、『メリリー・ウィ・ロール・アロング』(作詞・作曲)と、彼(&ハルさん)の大名作からのナンバーが次から次へと披露されます。
通し稽古の最中は身を乗り出して、最初から最後までさまざまな表情を浮かべながらパフォーマンスをご覧になっていました。
とってもシャイなことで知られるソンドハイムさん、ランスルーが終わって一度は稽古場を後にしたのですが、ふと、きびすを返して戻っていらして、ハルさんに挨拶をし、カンパニーのみんなとの記念写真に入ってくださいました。それがこちら↓。
こちらにいらっしゃいます!
キャストメンバーにとって、ハルさんとソンドハイムさんが顔をそろえた場所でパフォーマンスすることが、どんなに素晴らしく貴重で、夢のように素敵なことか、想像に難くありません。
この興奮が、すでに世界最高レベルの彼らの表現力を、もっともっと高みへと引き上げてくれるのでしょう…!!!
(って、なんだか上から目線でごめんなさい。。)
とにかく、奇跡のひとときでした!
『キンキー・ブーツ』の主演スターも!
こちら、柚希さんとラブリーな2ショットに収まっているのが、現在ブロードウェイで大ヒット上演中の『キンキー・ブーツ』の主演スター、ビリー・ポーターさんっっ♥♥♥
長年NYの演劇界で活躍しているビリーは、とてつもない才能の持ち主。
『キンキー・ブーツ』では主人公のドラッグ・クイーン、ローラ役を快演し、見事2013年のトニー賞主演男優賞に輝きました!
『POB』つながりでは、音楽スーパーバイザーのジェイソン・ロバート・ブラウンさんと旧知の仲。
彼のオフ・ブロードウェイ作詞作曲家デビュー作『ソングス・フォー・ア・ニュー・ワールド』(1995年)で圧倒的なボーカルを披露したのが、このビリーなんです。
また、残念ながらお写真はないのですが、先日は、今ブロードウェイで最もホットな新作ミュージカルとして社会現象的なヒットを記録している『ハミルトン』の作詞・作曲・脚本家にして、主演も務めるマルチタレントな若き偉才、リン=マニュエル・ミランダさんも稽古場に来てくださいました。
子供のころからミュージカルが大好きだったリンにとって、ハルさんはきっと、とてつもなく偉大な存在。
一方、次世代の才能が花開くのを何よりも楽しみにしているハルさんも、リンの『ハミルトン』をご覧になっていて、去る6月の来日記者会見の時に言及するほど彼の才能を高く買っているんですね。
ブロードウェイの新旧の才能が互いにリスペクトし合う。
そんな素敵な風景が、そこにはありました。
ところで、Instagramでラミンさんが載せているこちらの写真↓。
ケイリーさんと一緒にくわえているこのトートバッグ、「欲しい〜!」とおっしゃってくださっている皆さま、ご安心ください!
公演中、劇場内で販売予定です(^^)/